弘前城と最勝院五重塔 - 津軽藩の栄華

津軽十万石の城下町として栄えた弘前市は古都の風情を残す歴史と文化の街だ。400年前に築かれた弘前城が市の中心部の公園にあり、五つの城門、三つの櫓などが藩政時代の栄華をとどめている。国の史跡であり、重要文化財ともなっている名城である。

築城と同時に弘前城を守るために、城の南西に長勝寺、南東には最勝院五重塔、北西に誓願寺と、お城を守り囲むように寺院などが建てられたという。武家屋敷、商家も城の周囲に軒を連ねており、城下町の風情のあるところである。
そのなかで最勝院五重塔は、東北一の美塔ともいわれており、これも国指定重要文化財となっている。津輕統一の際、戦死したすべての人々を敵、味方の区別なく供養するため、350年前に建造されたという美しい塔だ。


8月初旬、弘前城を観るために、はじめてここを訪れた。

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早春賦、旅愁、故郷を離るる歌

安曇野という地名に惹かれて、先月穂高地方を訪ね、清流とわさびとそばの里を散策する機会があった。
その時水車小屋、
わさび農場、道祖神など一帯をまわりながら、穂高川の堤防沿いにたてられている 『 早春賦歌碑 』 を初めて目にしたのである

抒情歌を聴いたり、唱歌集を読み返したりすることが多いこの頃であるが、中でも 『 早春賦 』 は若いころからの私の好きな歌であった。故郷の春を待ちわびる日本人の心の歌であり、歌詞をくちずさむたびにその奥深さに感動してしまう。
このような歌は他にもあるが、私自身の生まれ育った故郷や父母を思い出させる特に懐かしい歌がある。 『 旅愁 』 であり 『 故郷を離るる歌 』 である。『 早春賦 』 とともに、これら三つの印象的な歌についてここで触れておきたい。


日本語は美しい言葉だといまさらながらに思う。特に感銘を受けるのが、古文詩の格調の高い簡潔な表現である。簡潔さ故に現代口語では味わえない心地よさがある。唱歌に見られる古文調のこのような美しさが日本人の心を揺さぶっているのであろう。

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安曇野 清流とわさびとそばの里

長野県の大町から松本にいたる細長い盆地一帯を安曇野と呼んでいる。
北アルプスの山々から湧き出た清流によってできた複数の扇状地が見事に重なり合ったところだ。この地方には豊かな雪解け水の川や湿地が至るところに見られ、その澄みきった水は名水百選にも選ばれている。そばやリンゴなどの果樹栽培に最適な地域であり、ニジマス・信州サーモンの養殖やワサビの栽培も、この地域のように綺麗な水でなければできない。
安曇野には、いつまでも残しておきたいかけがえのない自然がある。


犀川をはじめとして、この地方を流れる川は多彩だ。梓川
-犀川、高瀬川、中房川-穂高川、鳥川、そして黒沢川から万水川、蓼川・・・など。これら清流に恵まれた安曇野の自然は動物や植物の宝庫でもある。扇状地端部にはわさび田湧水群があり、蓼川と万水川の合流地点付近に見られる風景は特に印象的だ。
一帯に広がるワサビ農場、清流に群生する沈水植物、ゆっくりと回る三連水車など、象徴的なその風情はなんとも言えず素晴しい。

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青森ねぶた祭 復興への日本のエネルギー

今年、青森ねぶた祭を初めて観覧した。日本の伝統の美を代表する祭りであり、昭和55年国指定の重要無形民俗文化財である。 勇壮華麗な”ねぶた”が ハネト(跳人)、囃子と一体となって、みちのくの短い夏を焦がすエネルギッシュな祭りだ。
8月2日(火)開幕から7日(日)夜花火大会のフィナーレまで青森市で行なわれたが、最終日の一日をたっぷりと見学することができた。 日本人の復興への切なる願いと闘志、不屈のエネルギーに感動せずにはいられなかった。

午後1時からの昼間運行では、大型ねぶた15台と子供ねぶた1台が繰り出し、12万人でにぎわった。
夜は7時すぎから、青森港の新中央埠頭と青い海公園前で、大型ねぶた7台が海上を運行し、約8千発の花火が行く夏を惜しむように競演。東日本大震災からの復興と鎮魂の祈りを込め、大勢の観客を酔わせた。2011受賞ねぶた5台など、制作者によるねぶたの競演が見事であった。

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新潟は きらきらうえつで 笹川流れ

新潟市を訪ね、きらきらうえつ号で笹川流れを楽しみながら、鶴岡に向かった。

新潟市はその中心部を信濃川が貫流している。川にかかる重文の萬代橋は市のシンボルであり、新潟駅から歩いてすぐのところだ。橋の側面の御影石と六つのアーチが美しい造りとなっている。
その下流に柳都大橋があり、橋の手前北の方は万代島といわれ、県立美術館、朱鷺メッセ、佐渡汽船乗り場などがある。朱鷺メッセ31階の「ばかうけ展望室」は日本海側ーの高さを誇り、新潟市と日本海が360度展望できる。この日快晴でないのが、ちょっと残念であった。

続いて、新潟から鶴岡に向かう きらきら うえつ号 は車窓からの景色が良く、笹川流れにそびえ立つ岩の数々が印象的であった。
笹川流れは延長11kmの景観を誇っており、国の名勝天然記念物に指定されている。自然が造り出した雄大な造形、美しさを存分に鑑賞できるところだ。

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W杯なでしこ優勝の感動と日の丸の誇り

なでしこ 」 とは純粋さを表し、美しい日本女性にたとえられる言葉だ。大和撫子ともいわれ、わが国の婦人をさす 「 日本女性の美称 」である。

サッカー女子W杯快挙の余韻がいまも
続いている。
なでしこの日の丸が世界を制覇した。日本を誇らしく思う気持ちが人々の心を満たす。
さめやらぬ感動は、大震災に苦しみ政治で閉塞された日本を鼓舞し勇気づける。暑い日本の夏への痛快この上ない清涼剤である。そしてなでしこの壮挙が国内だけでなく、世界に大きな旋風を巻き起こしている。


なでしこよありがとう 
サッカー世界一の誇りを日本の覚醒剤に!
優勝の快挙を日本復活再生への起爆剤に!


サッカー女子ワールドカップで、
なでしこが日本スポーツ史を塗り替える偉業を遂げた。優勝の瞬間、日本中が歓喜の渦につつまれたのだ。驚異的な粘り強さとともに、どんな場面でも彼女たちは知性あふれる美しい表情をしていた。なでしこが国民に与えた明るい希望。日本人としてこの上もなく誇らしい喜びだ。なでしこジャパンよ、ほんとうにありがとう!

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草津の魅力 湯畑源泉の迫力

もうもうと湯けむりを上げる湯畑。昔も今も変わらず滾々と熱湯を湧出し続ける  名湯草津の姿  が この源泉湯畑にある。

ゴールデンウイークの 3,4日 は草津行きだった。関越道・渋川伊香保から、約60㌔を走ると、5月の青葉は若く、
空気も澄んですがすがしい。到着してさっそく湯畑に降りて行く。何回来ても、強く引き付けられるところだ。

迫力は湯畑最上部の源泉である。ここは何度見ても、私の目は釘付けにされてしまう。有名な吉宗 「 御汲み上げの湯枠 」 が今も残っており、ひどい傷みにもかかわらず、しっかりと湯源を囲い続けている。
枠は木でできているが、どのように据え付けられ、どう取り替えられてきたのであろうか。

草津温泉資料館で、源泉湯枠の据え付け記録がないか調べたが、そういう本はなかった。資料館の人達にも聞いてみたが、答えられる人も今はいない。
想像するに、何本もの柱を周囲から源泉の真上に向けて斜めに伸ばして櫓を組み、その上から木枠を縄で吊って下ろす。そのようにして据付けられたのではないだろうか。

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武士道見せたアジア杯優勝の快挙

-サッカーアジア杯  優勝の快挙を日本の覚醒剤に-
-王者奪還を武士道精神復活へのきっかけとしたい-

先のアジア杯で日本サッカーが王者に返り咲いた。
この快挙は、閉塞感漂う日本人への痛快な覚醒剤であった。
スポーツほど国民を奮い立たせ勇気づけるものはない。中でも我々に大きな活力を与えてくれるのが、日本代表が活躍するサッカーだ。今回の優勝には
日本人が忘れかけた武士道精神を覚醒させるに十分なインパクトがあったと思う。
国の誇りをかけて戦う闘志と使命感、諦めない忍耐と執念、監督・スタフ・選手のゆるぎない信頼感だ。そこにたゆまぬ努力と鍛錬、磨かれた高い技術と体力、見事な監督の手腕があった。チーム一丸の団結力と
正々堂々のスポーツマンシップは素晴らしいものだった。すべてが結実して優勝につながったといってよい。
日本人観戦者、サポーターに燃え上がった愛国心。     国旗、国歌と旭日旗に誇りを感じ、威儀を正す。すべて今の日本が国として国民として忘れかけている大切なことばかりだ。
代表チームが演じた闘争と武士道の精神を、今こそ心に強く銘じ、日本全体を覚醒して行かねばならない。内政・外交の度し難い閉塞状況を打破するためにも、日本人ひとりひとりの心に、武士道のこの精神を取り戻すことが、日本復活への力強い一歩になると信ずるのだ。

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日韓戦の死闘とスポーツマンシップ

 国の誇りをかけた日韓の死闘にスポーツマン
 シップを見た!

【2011サッカーアジア杯準決勝】 : 日本2-2(PK3-0)韓国
1月25日 於カタール


サッカーは国の代表がその国を背負って戦うスポーツの代表格だ。勝つか負けるかだけのゲームの明快さ。妥協や引き分けが一切ない勝負である。
国の誇りをかけて戦い、国歌を歌い、国旗を大きく振る。当たり前のことであり、そうでない民族や国民などどこにもない。愛国心を高揚させる格好のスポーツがサッカーだ。今回の日韓戦はまさにそういう戦いであった。

アジア杯は決勝戦を残すだけとなったが、日本代表の快進撃でサッカーファンの興奮さめやらず、優勝を目指す日本のムードは盛り上がっている。
準決勝の日韓戦は、まさに死闘と呼ぶにふさわしい試合だった。1対1で延長戦突入となったが、120分でも2対2で両者は譲らなかった。
延長の前半7分、細貝の勝ち越し弾で勝利を手中に収めたかに見えたが、終了間際に同点を許し、もつれこんだPK戦。GK川島が神懸かり的な好セーブを連発し、PK 3-0で日本が勝利をつかんだ。
日韓戦といえば異常に燃える韓国の執念も、日本の実力がこれを上回ったという結果である。興奮し疲れきった観戦であったが、両者の激闘に感動し、思わず力のこもった拍手を送った。

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戦艦三笠と横須賀

日本民族の誇り 戦艦三笠
今年の元旦は家族で横須賀を訪ね、記念艦「三笠」を見学した。横須賀中央駅から徒歩15分、海岸沿いの三笠公園である。東郷平八郎司令長官が砲火のなかに立って指揮したと云われる最上部の艦橋にも立つことができた。

三笠は日露戦争における連合艦隊の旗艦であり、明治38年(1905年)5月27日の日本海々戦において、ロシアのバルチック艦隊38隻を撃滅する功績をたてて日本の独立と安全を確保し、その後日本が繁栄する基礎をつくった記念すべき戦艦である。
日本海々戦の勝利はアジア諸民族の自覚と独立を促し、世界史の転換期をつくったのであった。この偉功をなしとげた「三笠」を日本民族の誇りとして長く後世に伝えるため、大正15年記念艦としてこの地に据えられたのである。
「三笠」は英国のヴィクトリー、米国のコンスティチューションとともに世界の三大記念艦と言われている。
--横須賀市稲岡町 記念艦 「 三笠 」 財団法人 三笠保存会--

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