名取市の津波の爪跡とヘドロ環境改善の実験

3月11日、東日本大震災で津波が宮城県名取市を直撃した。
濁流に飲み込まれた被災地は、4ヶ月経ったいまもまだ復興していない。 津波の爪跡が生々しく残るその名取市を訪れた。

ヘドロ堆積物を処理して環境改善・緑化を目指す実験を見学するためである。 ヘドロなどの堆積物や産業廃棄物をリサイクル処理し緑化を目指す実験や調査が各所で行われている。名取市で行われた実験はその一つであった。

被害の最もひどかった閖上(ゆりあげ)地区は立ち入り禁止となっており、今回入ることはできなかった。 しかし禁止地区でないところでも、その爪跡は凄まじく、大量のガレキやヘドロが手付かずのまま放置されている光景が痛々しかった。

名取市には、滑走路が水没し機能停止となった仙台空港もある。直後に数百人の遺体が発見された仙台市若林区の南に位置しており、名取市沿岸部では津波から逃げ遅れたとみられる人の遺体が多数発見されたという。 7月27日現在の名取市の記録では、津波による死者行方不明者は、亡くなった人911名、行方不明者109名、合計1020名である。

亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りするとともに、今も不明の方々のご無事を祈らずにはいられない。

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原発放射能 日本には一般人の被ばくを規定する法律がない

-放射線被ばく許容値の引き上げ勧告-
国際放射線防護委員会( ICRP )が福島原発事故の現実を見て、一般人に対する事故時の許容被ばく線量を、通常時への適用に引き上げるという、より現実的な勧告をしてきた。国も重い腰をあげ、規制値の見直し、基準値整備の動きを始めざるを得ないであろう。 

日本には一般人の放射線被ばくに対する、国としての確固たる基準値がない。放射線従事者に対する被ばく線量の規制値はあるが、一般大衆の被ばくを直接的に規定する法律がないのである。国全体が放射線で混乱している原因がここにある。 放射線測定値が発表されるたびに、国は健康上問題はないなどと曖昧に説明しているが、これでは混乱状態に陥らない方がおかしいというものだ。

国際放射線防護委員会(ICRP)が出している一般人の通常時及び事故時の被ばく線量勧告値を、これまで我が国も受け入れてきた。しかし一般人の被ばくを直接規定する統一した国の基準値ができておらず、その都度、1mSv/年、20mSv/年、30mSv/年、20~100mSv/年などと曖昧なまま使い分けされてきた。

混乱状態を憂慮した ICRPは 3/21に、これまでの勧告値である事故時の上限値 100mSv/年 を一般人の基準値として使用するように促す、新たな声明を発表した。  しかし、これに対しても我が国はまだ明確な対応を示していない。国民のための行政不在というべきであり、一般人の放射線被ばくに対する国の基準を整備することが焦眉の急となっている。

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福島原発放射能 規制値と健康安全値の桁違い差が混乱のもと

- 過剰な規制値が風評被害を誘発し、社会を混乱
   させ、日本の悪評を世界に撒き散らす
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日本では現在、放射線の危険度を議論する時 「
健康に影響する限度 すなわち健康安全値 」 と 「 規制値 」 が、残念ながら混同されており、あたかも 「 規制値 = 健康安全値 」 であるかのように考えている人がほとんどであると云える。
これによって社会が大変な混乱状態に陥っており、この現実はたいへん危惧されるものだ。

規制値とは放射線管理を適正に行うための管理目標となるべきものであるが、この管理目標が健康安全値とは桁違いに小さく
設定されていることに問題があると考えられる。「規制値」なるものが日本人特有の 「 過剰な管理目標値 」 になってしまっており、その結果、適正で公平な管理がなされていない実態を我々は重く見なければならない。

ここで、「 健康に影響する限度 」 を 「 健康安全値 」 と統一して呼ぶことにする。

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福島原発事故 管政権の 「 レベル7 」が風評被害を増大させる

原発事故 菅政権「レベル7」の愚が過剰反応を引き起こす

国際社会は
日本政府の 「 レベル7 」 決定は間違い”だという。   「 福島を レベル7 にするなら 評価尺度を見直し、レベル8 か 9を加える必要がある 」 との米国専門家の見解も出た。

菅内閣と経済産業省・原子力安全保安院が、「国際原子力事象評価尺度 (INES) 」による福島第一原発事故の暫定評価を、これまでのレベル5 から唐突に 「レベル7」 に引き上げた。「史上最悪」と言われた1986年の旧ソ連チェルノブイリ原発事故
に並ぶ最悪のレベルである。
日本批判を避けるための政治的思惑であ
り、極めて残念な決定だ。これによる我が国への影響が非常に悪くなることが予想される。チェルノブイリと完全に二重写しになった福島事故の印象が、この発表によって、全世界に焼き付いてしまうのだ。

去年9月、尖閣諸島の日本領海を侵犯した中国漁船の船長を、中国に怯えるあまり、唐突に釈放したあの 「菅・仙石の屈辱外交」 がここでも連想される。
今回、事故発生後一ヶ月迷走したあげくの「レベル7」決定だった。評価を引き上げ、発表を急がなければならない理由があったのか。何一つないのだ。唐突感と驚きを振りまいただけである。

レベル7への変更が、世界にどういう影響を与えるのか管政権が十分検討したとはとても思えない。唐突な引き上げが引き起こす負の衝撃を理解していないのではないか。民主党政権の国際感覚が厳しく問われることになるだろう。

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福島原発事故 放射線のレベルと危険度

放射線のレベルと危険度については、科学的な正しい情報の入手と理解が必須であるが、一般に報道され、ネットなどにも流されている情報は、定性的感覚的なものが多い。測定数値を含む報道も多いが、その数値が人間の健康にどれほどの影響を与えるかとなると、素人には非常に分かりにくい。

国内外メディア間の温度差も目立つ。国や自治体の野菜の出荷禁止処置や、水道水の乳幼児摂取制限も、出たかと思うとすぐに引っ込められるというような混乱が見られる。プルトニウムが土壌から検出されたというニュースで、海外メデアは、日本が猛毒をまき散らしていると、トップニュースで報じている。国内でも、猛毒だと繰り返し発言している人も目に入る。

放射線の危険性について、十分注意すべきことはもちろんであるが、報道や風評、言葉だけに惑わされないで、正しく理解した上で正しく対応していきたいものである。

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頑張れ東電! 福島原発 炉心溶融も最悪ではない

日本よ 東電よ、最悪事故阻止のため 全力で 頑張ろう!
燃料溶融も爆発も チェルノブイリやスリーマイルに比べれば、まだ最悪の放射能汚染ではないのだ。運転停止後、少しずつ冷えてきた。東電は良くやっている。もう少しである。

まさに国家的非常事態である。地震と津波の被害に加えて放射能にまで曝された福島第一、第二原子力発電所周辺の住民の方々の不安と怒りは極限に達しているだろう。被災者の方々の無事と安全を心から祈るばかりである。

さらに、今回の巨大地震と津波による福島第一原発の事故対策のため、不眠不休で奮闘されている、東京電力を初めとする原子炉メーカーや、関係する多数の方々のご苦労を想い、作業の安全と成功を祈るばかりである。発電所現場技術者の心身の疲労は想像を絶するものがあるはずだ。声援を送るとともに、心からの敬意を表したい。

今こそ国民が、物心すべての面で東電を応援すべきだ。我々は、自分の安全と健康に気をつける以外、何もすることができない。しかし東電の足を引っ張ることだけは止めるべきだ。とりわけ発電所現場の技術者を邪魔するようなことは厳禁である。原子炉炉心をうまく冷却することだけに、東電技術者が全力を集中できるように、側面から応援するしかないのである。

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ノーベル賞 日本人に勇気と自信を与える快挙だ

2010年のノーベル化学賞が二人の日本人に授与されることになった。鈴木章博士と根岸英一博士だ。世界最高レベルの頭脳、独創力の結果であり、日本の誇りである。

日本のノーベル賞受賞者は、米国籍の南部陽一郎博士を含め18人となった。自然科学分野15人、文学賞2人、平和賞1人である。 61年前の昭和24年の湯川秀樹氏の受賞から18人目となり、アジアでは群を抜いている。

受賞理由は 「パラジウムを触媒とするクロスカップリングと呼ばれる有機合成法の開発」 であった。電子技術・素材基礎技術に関する粘り強い研究開発の成果であり、液晶材料や有機EL材、医薬品応用など、きわめて広い範囲に応用することができるものだ。

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戦う前から負けている日本

先端技術競争で世界一を目指さなくなっている
日本!


1・元気と夢を閉ざしてしまう政治 --このままでは、
日本がだんだんつまらない国になって行く--


対等な日米関係を唱えるだけで、首脳会談もままならない鳩山政権は、アメリカの狂気じみたトヨタ虐めに何の口出しもできず、ただ傍観するだけのようである。
スーパーコンピューターも宇宙開発も原子力発電もオリンピックも、金をかけて世界一になる必要はない。2番手以下で十分だ、それよりいのちを守ることだ。そういう雰囲気が政権に充満しているのではないだろうか。

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対抗策ほしいレアメタル

資源争奪戦に備え、レアメタル偏在
に対する
経済安全保障を

資源を独占産出する国がその資源を囲い込み、外への輸出を規制するのであれば、日本も対抗上、優位な自国製品や重要技術を当該国には与えないというようにできないであろうか。

その技術が他国の追随を許さぬ高レベルのものであるならば、ある程度の圧力を加えるだけでも相当な効果がある筈である。
相手国がそれで困るのであれば、抑止力としてこれを活用し、資源獲得のカードとすることも可能となるのではないか。

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