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男系男子の皇籍復帰で悠仁さまを支えよ 女性宮家は万策後に

 旧皇族の男系男子全員に皇籍復帰していただくことで、皇位継承有資格者の数を増やし、悠仁さまをお支えする。これが日本にとって喫緊の課題である。

 日本の日本国たる所以は何であろう。人類史に例を見ない萬世一系の皇統ではないだろうか。皇統は天照大御神の神話にまでさかのぼる。神代から古代、中世そして近世、さらには現代まで二千年間、乱れることなく連綿と続いてきた皇統の根源とは何であったか。
 男系という唯一の原則による皇位継承をおいてほかにはなかった。比類なき百二十五代の歴史と伝統。このことにより天皇は特別の存在として、畏敬されてきた。これこそ日本の日本国たる故(ゆゑ)なのである。
 しかし今日、この男系による皇位継承の大原則に危機が迫ろうとしている。

 宮内庁長官の要請により、野田首相が、女性宮家の緊急性が高いとして皇室典範改正に向けた会議を準備していると報道された。「 女性宮家 - 政府が本格検討 」 とも報じられている。大方の新聞がそれを肯定する論調である。
 皇太子御一家には男児がお生まれになっておらず、愛子さましかいらっしゃらない。世は男女平等・男女共同参画が強調される時代でもある。愛らしい愛子さまを是非天皇にという女性ファンも多い。女性天皇は世間受けも良い。女性・女系天皇の実現を画策した元総理大臣も軽くそう考えたのではないか。


 しかし皇位継承とは人気投票や世論調査、一時の国民感情だけで決めてよいほど軽いものなのか。世論や社会通念、国民の親近感などは日々月々、年々歳々移ろうものだ。千年二千年を超える”歴史的事実”という桁違いの重みとは較ぶべくもなかろう。
 伝統の維持とは時代によって決して変化しないという点で重要であり圧倒的である。一時の国民感情だけを理由に軽々しく伝統を変革すれば、日本国民としての永遠の拠り所を失うことになる。

 皇室典範の改正や女性宮家創設、女系天皇などを軽々に論じることほど、日本悠久の歴史を冒涜するものはないであろう。


 平成17年に行われた皇室典範に関する有識者会議では、(1)女性・女系天皇の容認、(2)皇位継承は男女を問わず長子優先、(3)女性宮家創設という報告書が出された。これが日本の歴史・伝統を崩壊させ、“天皇制度”を危機に陥れるという眞の意味を、有識者会議のメンバーも国民も、全く理解しないままにである。主導した小泉元首相さえも、ことの重大性を認識しない暴走であった。
 今回はこの中の(3)女性宮家創設に限ったことだと政府は云う。しかし、女性宮家は、女性・女系天皇に通じ、男系血統による萬世一系の皇統を断絶し、皇室・皇統崩壊に繋がる可能性を秘めている。これを安易に許すことがあってはならないと考える。

Ⅰ・男系男子による萬世一系の理念と 旧皇族の
   皇籍復帰

 萬世一系とは、永遠に一つの系統が続くという意味である。
皇室・皇統のそもそもの正当性の根拠は
萬世一系という理念であり、男系男子により皇胤が乱れなく連綿と続いてきたその歴史にあった。歴史事実そのものが、疑うべからざる正当性の根拠となっている。
 皇統は例外なく、男系の天皇によって継承されてきた。八人十代の女性天皇が実在されたが、いずれも皇后か未婚の皇女が皇位を継承された男系の女性天皇であり、中継ぎの天皇で
あられた。父方に天皇の血を引かない女系天皇の例は全くなかったのである。

 「 皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する 」 というのが、皇室典範の基本概念・原則である。現在、この原則を維持して男系継承を続けていく可能性は十二分にある。しかし、その手立てを尽くすことなく、わざわざ典範を変えて女系天皇への道をひらこうとする議論があるのは本末転倒と言わざるを得ない。「 男系男子の皇位継承維持は極めて困難 」 と決めつける前に、まず男系維持のためのあらゆる努力をすべきだ。


 そのために、旧皇族の男系男子全員の皇籍復帰を断行して、皇位継承有資格者の数を増やし、悠仁さまをお支えしていくことこそ、我が国にとって喫緊の課題である。
 皇籍離脱から長年経過しているとの理由で、皇籍復帰を認めず、二千年続いてきた世界に類をみない日本の輝かしい歴史と伝統を、むざむざ途絶えさせてよいのか。


Ⅱ・天皇・皇室の<権威>は 男女平等の<権利>を
   はるかに超越する  女系天皇は正統性・正当性
    を欠き  国民統合の象徴たり得ず


 女系天皇という概念には、日本国固有の皇室・皇統の哲学が
なく、頼るべき伝統的根拠、既存の正統性・正当性もいっさい存在しない。女系天皇に皇統の権威や理論、正当性を見出すことは不可能である。
 天皇の正統性は萬世一系の歴史と伝統によってのみ保証される。 萬世一系から外れた女系天皇を容認する政策は、いかなる伝統的根拠も持ち得ない。 もし女系天皇が即位すれば、男系で連綿と継承されてきた皇統は断絶し、全く別の家系による天皇が誕生することになる。このような女系天皇には歴史的正統性が無いため、国民統合の象徴たりえず、皇位は安定するどころか極めて不安定なものとなろう。
 まったく前例のない女系天皇を国民が象徴として奉戴することがはたして可能なのか。女系天皇支持者はその天皇にどういう権威づけをしようとするのであろう。男系男子天皇とは異なる、まったく新しい概念で、象徴に相応しい権威づけを
行うことは、不可能ではないか。 

 皇室が国民に広く親しまれ、支持を受ける存在であるべきは当然である。
しかし、そのために男女平等を主張しその<権利>をかざして、天皇・皇室の<権威>にまで手をのばそうとするなどは笑止千万であろう。
 象徴として国民が奉戴するに相応しい天皇・皇室の権威とは、万民平等、男女平等の権利をはるかに超越したところにあるはずである。
 男系男子による皇統の<権威>というものは、憲法のもとでの男女平等の<権利>
と、矛盾するものでは全くない。皇室の伝統や<尊厳・権威>とは、民主主義、自由・平等主義をも超越した、異次元の高い位置にあるもの、とさえ言って良いのではないか。

 国民が奉戴するに相応しい崇高な存在を、女系天皇で得ることはできない。女系天皇になれば、非皇族(いわば臣下)出身の、民間にあって姓を有する一般男子の父と、皇統に属する母との間に生まれた子およびその子孫が皇位を継ぐということになり、皇位・皇統の権威も尊厳も一挙にして瓦解してしまうであろう。女性天皇が結婚されると、その瞬間、皇統が断絶し、支那と同じく王朝が変わってしまうのである。
 明治の先哲・井上毅は「女性天皇が皇婿をとられ、それが民間人であれば、姓があるので、その皇子・皇女は、この父親の姓の子孫となり、皇統が断絶する 」 ということを恐れたのであった。


Ⅲ・「女性宮家」に関する有識者会議メンバーの人選と
   会議への要望事項


 政府は、皇族女子が結婚後も皇室にとどまる 「 女性宮家 」 創設などを含む安定的な皇位継承制度について検討するため、有識者からの意見聴取を年明けに始めることを明らかにした。具体的な意見聴取の方法について、年内に決定する方針だという。
女性宮家の創設を巡っては、内閣官房と宮内庁が勉強会を設置し、検討項目を協議している。有識者からの意見聴取は、具体的な政府案策定に向け、論点を整理する狙いがある。政府は有識者の意見聴取を踏まえて、皇室典範改正などの本格的な検討に入る考えだと報道されている。


 有識者会議の結論がどう出るかは、そのメンバーに誰が選ばれるかによって、ほとんど決定されてしまう。
 小泉内閣でのメンバーの人選や会議の結論は、あらかじめ決められた筋書き通りの”やらせ”と言うべきひどいものであった。すべて女系・長子優先の筋書きに沿って行われた一方的なもので、国民がまったく納得できない異常な茶番劇であった。
 彼らメンバーは”愛子さま世論”に阿って、日本国二千年の歴史と伝統を不遜にも変えようとしたのである。 否、女系天皇の実現によって、皇室崩壊を狙ったというのが正しかろう。

 「 平成16年末、「皇室典範に関する有識者会議」が設置され、わずか1年で「 女性・女系天皇容認 」 「 男女を問わず長子優先 」 の報告書が出された。これに先立ち内閣官房が女系天皇を認める極秘文書を作成しており、「初めに結論ありき」の拙速な議論だったことは明らかだ・・」 と報道された通りである。

 
 新たに来年から始められるという「女性宮家に関する有識者会議」に対して、下記を要望しておきたい。

1・有識者メンバーの人選では、バランスが取れた、
  公明公正な人選とすること

2・男系で維持されてきた皇統の歴史を踏まえた上
    で、将来の皇位継承問題を時間をかけて広く
    議論すること
3・皇室典範の基本理念である男系男子継承を
    維持するための議論を優先させること
4・皇籍離脱した旧皇族の皇籍復帰を行うための
    具体策、国民に支持される方法などを具体的に
  議論すること
5・女性宮家を創設する場合の下記のような具体
    策を議論すること
(1)天皇陛下や皇族の公務のご負担を軽減する
     ためだけの目的で女性宮家を創設する

(2)女性宮家ご当主の方が、旧皇族の男系男子と
     結婚されない場合、その宮家は一代限りとする
(3)女性宮家ご当主の方が、旧皇族の男系男子と
     結婚され、男児を生まれた場合、その男児およ
     びその男子子孫に皇位継承権を与える

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