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朝日新聞は「領土問題」で日本の背中を撃つな

日本の北方領土四島は現在、危機的状況にあると考えておかねばならないだろう。
昨日の国会党首会談でも菅政権は外交戦略不在をさらけ出したが、その結果が、国後島などでの合弁事業に中国・韓国まで参加するという事態になっている。民主政権は中・韓に対しても、まともな抗議ができていないのだ。
国内の意志もロシアに対して一つになっていない。メディアは政府の無策を批判しているが、意見は様々だ。その中で朝日新聞の主張は際立っていると言うべきであろう。国益を損ない、世論から外れた主張をする朝日新聞の論説には、大多数の日本人が同意できないのではないか。
北方領土も尖閣諸島も竹島も 「 日本の領土 」 とは決して書かない朝日新聞。逆にロシア、中国、韓国の領有権の方に理があるのではないかという主張すらしている。


-- 「どさくさ紛れ」に 日本が自国領土に
      編入したという  朝日新聞 --

日本の領有権はすべて未確定だ。日露、日中、日韓双方が領有権を主張し争っているというのが朝日の考え方である。
尖閣は日清戦争の時に、竹島は日露戦争の時に、それぞれ「どさくさ紛れに日本が自国領土に編入した。北方領土にはルーズベルトのヤルタ秘密協定があった。ロシアは日露戦争の敗戦で、樺太の大半をとられた報復として北方領土を占拠した。第二次大戦の結果である。ロシアの領有権主張にはこういう歴史的理由があるのだという。日本固有の領有権について触れることはいっさいない。
これが朝日新聞の考え方である。最近の紙面でも、この趣旨の主張を行っている。
不思議なことに、ロシア、中国、韓国の言うことと朝日新聞の主張とは、笑いたくなるほどよく一致している。
北方、尖閣、竹島が日本固有の領土であることには疑問の余地もないが、こういう日本の主張の正当性について触れることは決してないのだ。すべて露・中・韓の立場から主張するだけである。改めてなんという新聞だろうかとあきれる。悪いことに、ロシア、中国、韓国に、対日戦略のための有力な武器を提供し、「日本人が考えたヒント」を与えているのが朝日新聞なのだ。日本国内の世論をも著しく偏向させている。

後段に掲げたコラムの論文にあるように、朝日は 「 露大統領が北方領土に乗り込んだ理由は、「不法占拠」 と強調してきた前原誠司外相にあるのは間違いないと決めつけている。日本の首脳らは 「不法占拠」 の言葉を禁句にしてきた。「不法占拠」が売り言葉なら 「 国内視察に過ぎない 」 とは強烈な買い言葉ではないか。領土交渉は難しい。正論だけで押せるのなら、誰も苦労はいらない 」 とロシア側に立って、日本と前原外相を偉そうに非難する。

そして論文は(1)日本の領土爭いには、過去の戦争や植民地支配の歴史が大きな影を落としている。(2)尖閣は日清戦争の「どさくさ紛れ」に、(3)竹島は日露戦争の「どさくさ紛れ」に日本が自国に編入した。(4)北方領土には、ルーズベルトのヤルタ秘密協定があった。ロシアは日露戦争の敗戦で、樺太の大半をとられた報復として、北方領土を占拠した。すなわち中国・韓国・ロシアの領土領有権の主張にはそれぞれちゃんとした理由がある、というのである。
一方で、日本の主張の正当性にはいっさい触れない。

ここ一年、政権交代後急激に領土紛争がエスカレートしてしまった。原因は色々あるが、直接の主因は、民主党政権の戦略なき軟弱外交によるものである。しかし、露・中・韓に対日戦略・戦術のアイディアを提供し、大きなヒントを与え、彼等を勢いづかせるような売国的主張を繰り返す朝日新聞の悪影響は計り知れないというべきだ。日本の内部から、世論を間違った方向に誘導し、「日本に都合の悪い正論」を露・中・韓に提供する。間諜と言ってよいであろう。「従軍慰安婦」や教科書検定問題の場合と同じだ。やっていることは露・中・韓の犬と同じではないか。


--外務省のホームページ--
外務省のホームページには、北方領土の歴史的事実が適確に要約されており、”北方領土は不法占拠”されていると公式に明記されている。政権がどの政党に移ろうと内容が変わるような話ではない。史実は一つしかないのである。
外務大臣の発言にケチをつけ、外務省の公式見解に異議を唱え、”不法占拠”と言うなと主張するメディアである。一体何たる新聞であろう。
言うまでもなく、北方領土は日本固有の領土である。ロシアの不法占拠を絶え間なく言い続けなければならない。

次のようなメディアもあるが、日本が主張すべきところを示したものだ。
 歴史を捏造した不法占拠の固定化を許してはなら
  ない。

 共同開発は拒否の姿勢を貫け。
 
そして領土問題の「国際化」を進めよ。
ロシア管轄を前提とした共同開発を受け入れるな。
民主党政権が日米同盟の空洞化を放置して中露の強硬姿勢を招いた。
改めて日米同盟の信頼回復に努め、対露・対中外交
の発信力強化に全力を挙げよ

北方領土問題に関するロシアの不法性と正しい解決
策を国際社会に広くアピールすることが重要である。

ロシアは北方四島の軍備増強など実効支配を強化し領土問題を棚上げする姿勢を一層鮮明にしている。
( 産経新聞主張 2011・2・13 )

付記 : メディア関連記事


・・日本外務大臣の発言
【モスクワ発 時事通信社】( 2011・2・13 )

1・ 「北方四島にはロシア人が住んだことはなく、日本人のみが住み続けた土地だ」
領土交渉が行き詰まっていることについては
2・ 「真実は一つだ。国際法に照らせば、日本の考え方は多くの人に理解される」
北方領土は「日本人のみが住み続け、約7500人の元島民が今も帰還を願っている」と、北方領土について、日本固有の領土との考えを強調した。


外相は、平和条約が締結されていない日ロ関係については、「戦後が終わっていない」との見方を示した。

インタビューの司会者は「私は楽観主義の政治家が大好きだ。通常、政治家は悲観主義者だが、日本の外相は楽観主義者だ」と結んだ。
インタビューは12日、ラジオ局「モスクワのこだま」のスタジオで収録され、約25分間放送された。領土問題のほか、シベリア抑留問題、経済協力などがテーマになった。

3・ メドベージェフ大統領が北方領土で軍備を増強する意向を示したことについて「ロシアによる占拠は国際法上、根拠がない」と反論した(10日の記者会見で)。

4・ 「(ロシア政府の)要人が何人(北方領土に)行こうが、誰が行こうが、軍事的なプレゼンスを強めようが弱めようが、国際法的に日本の固有の領土だ」と指摘。「法的評価が変わるというものでは全くないので、我々としての意志は微動だにしない」と語った。【2・10 朝日】

・・2010年11月10日付朝日新聞のコラム
「正論ですめば苦労はいらぬ」--本社コラムニスト 若宮啓文--

コラムを一読すると、ごく普通の内容が書かれているように見えるが、よく読むと、北方・尖閣・竹島のいずれにおいても、日本ではなく相手国にそれなりの主張があるという書き方になっていることがわかる。歴史問題を持ち出して、中・韓・露の言い分の方がむしろ正しい、理があると認めるに等しい内容となっている点が問題だ。領土爭いには、日本の過去の戦争や植民地支配の歴史が大きく影を落としているというのが主眼となっている。
コラムは次の通り述べている。(1)日本はなぜこうも島の領有争いに囲まれているのだろうか。アジア大陸と太平洋の間を遮るように横たわる日本列島の地形のせいではあろうが、加えて過去の戦争や植民地支配の歴史が大きな影を落としている。(2)目を尖閣に転じれば、島を支配する日本政府がいま「領土問題はない」と繰り返している。--と他人事のように言う。

論文はロシア、中国、韓国の立場から書かれたものと思われるほど偏っており、日本のコラムニストが書いたものとは思えない。
そして執筆者の狙いは、正論を吐く前原誠司外相を潰すことにあり、これに中国・ロシア・韓国が乗るようにけしかけるという狙いが透けて見える。そうとしか読めない、あきれたコラムである。
最後部の結論に曰く、「いまなぜ露大統領が北方領土に乗り込んだのか。理由は---昨年の北方領土担当相に就任以来、「不法占拠」と強調してきた前原誠司外相にあるのは間違いなさそうだ。日本の首脳らは「不法占拠」の言葉を禁句にしてきた。--「不法占拠」が売り言葉なら「国内視察に過ぎない」とは強烈な買い言葉ではないか。--領土交渉は難しい。正論だけで押せるのなら、誰も苦労はいらない 」 と完全にロシア側に立って、日本と前原外相を非難している。執筆者の視点は100パーセント、中国・ロシア・韓国側からのものだ。不法占拠を「不法占拠」と繰り返し書くあたり、日本のコラムニストではない。

・・朝日社説 ( 2011・2・9 )
  『対ロシア外交―対立断ち切り対話に戻れ』
日本側の主張は一切せず、領土問題以外の分野で成果を積めと主張する朝日。不毛な非難の応酬はやめ、経済対話をやれという。

菅直人首相は大統領の国後島訪問を「許し難い暴挙だ」と強く批判した。首相の言葉遣いは尋常ではない。 ロシア側は、北方領土での軍事力強化や、韓国の企業も巻き込んで開発を推進する方針も打ち出した。
強硬発言はいたずらにロシア側を反発させ、領土交渉もむずかしくする。
経済協力をめぐる協議も重要だ。シベリア・極東での天然ガス田や炭田の開発、ウラン濃縮などのエネルギー協力で突っ込んだ協議を望みたい。 領土問題で進展が望めない時だからこそ、それ以外の分野で成果を積むことが大切だ。

・・NHK国会中継(2011・2・23) : 予算委員会と党首討論(菅ー谷垣自民、山口公明)、ロシア大使の任命、日米安保体制弱体化、普天間の不具合、鳩山の「抑止力は方便」発言、尖閣・北方・竹島等。---バラマキマニュフェストは政権をとる方便だった--など。

朝日新聞 に関連した天上大風のブログ
  ; 国旗について  2009年9月17日 国旗を汚す新聞
  ; アメリカに拒否された”特使”  2009年12月24日
    団塊の世代

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