« 日本唯一のウミウ捕獲場 | トップページ | 高瀬やなの鮎 -夏の風物詩- »

工作船展示館と朝鮮学校無償化

日本は拉致と核の問題で北朝鮮に翻弄されてきた。その日本が今、朝鮮学校を無償化して朝鮮総連ひいては北朝鮮の独裁政権を支援しようとしている。制裁中の敵対国に、こともあろうに国税を投入して援助の手を差しのべる。こんなことをする国がどこにあるのであろう。
北朝鮮がどんな国であるか、見せつけられた事例は今までにたくさんあった。一つが「北の工作船」事件である。その展示館を見る機会があったので、ここでこの事件を取り上げ、北朝鮮という国をもう一度よく考えてみたい。

1・北の工作船

今年の7月横浜港大さん橋に行ったが、このとき北の不審船を見るチャンスがあった。大さん橋の海を隔てた向かい側にある赤レンガパークの先端の方、海上保安資料館横浜館にある「工作船展示館」である。

工作船はここに来る前、品川お台場の船の科学館に展示されていた。7年前、天上大風はそのお台場でこれを見たことがあり、今回は二度目の見学である。

F1000894_2
海上保安資料館横浜館は我が国周辺海域の現状と海上警備の重要性を国民に理解してもらうため、平成16年12月に開館した。
館内には、九州南西海域不審船事案にかかる工作船及び回収物が展示されている。不審船は犯罪供用船舶であり「北朝鮮国籍の工作船」であることが確定したため「不審船」でなく「工作船」展示館となっている。
武器類や乗組員のハングル文字の所持品など生々しい資料が展示されているが、移設される前の船の科学館で見たものはもっと大規模であったと記憶する。

2・不審船事件の概要

平成13年12月22日自衛隊が日本の排他的経済水域・EEZ内の九州南西海域にて不審船を確認、海上保安庁に防衛庁からの情報が入った。直ちに巡視船・航空機を急行させ、同船を捕捉すべく追尾を開始。同船はジグザグ航行してEEZの中国側に向かって逃走。巡視船の威嚇射撃に対して自動小銃、ロケットランチャーによる攻撃を行ったため巡視船は正当防衛射撃を実施した。同船はその後自爆用爆発物によるものと思われる爆発を起こして沈没。位置は日中中間線に近い
中国側海域、水深90メートルであった。
平成14年2月~5月:無人および有人潜水調査
平成14年6月~9月:船体引揚げを政府決定し作業着手、
                      船体引揚げ。
               合計1032点に及ぶ証拠物を回収した。
平成14年9月17日:日朝首脳会談において、金正日が
                            不審船事件について北朝鮮の関与を
                            認める発言
平成15年5月31日~16年2月15日:
                            東京お台場の船の科学館において、
                            不審船船体・武器類を展示一般公開
平成16年12月10日:海上保安資料館横浜館において、
                             同様に一般公開を開始、現在に至る

逃走中の工作船乗組員は、中国国旗のような
F1000898 赤い旗を振りかざすなど中国船に偽装したり、また海面へ証拠物と思われる物件を投棄した。船尾が開いて(観音開きの扉あり)上陸用小型舟艇が出せるスパイ船構造の犯罪供用船舶であった。

工作船母船は、総トン数44㌧、全長29.7㍍、33ノット。

F1000907ロシア製高速エンジン4基、82㍉無反動砲、上陸用ゴムボート(日本製)、ロケットランチャー、自動小銃、軽機関銃、二連装機銃などの武器を装備していた。

F1000904

回収品には、金日成バッジ、毛布(ハングル表記タグ)、缶詰(日本製もあり)、腕時計、携帯電話(日本製)、フィルター付たばこ(ハングル表記)、菓子袋(北朝鮮製)などあり。
工作船は、九州周辺海域で覚せい剤の取引、工作員の不法入国などに使用されていた。

3・ 天上大風から友人に宛てた便り 
   ”北の工作船について”    - 平成15年7月23日付 -
『 すでに見られたかもしれないが、小生も先週金曜日、品川お台場の”船の科学館”で北の不審工作船を見て来ました。
                                                                              F1000905_2

漁船を改造偽装したものに見えるがそうではなく、特殊用途・任務のために建造された武装船で上陸用舟艇も備えており、明らかに不法略奪・謀略船であることがわかります。
A紙やM紙に反省してもらいたいし朝鮮総連にも見せるべきだ。
民主党・共産党・社民党だけでなく、自民党、外務省のいわゆる”ハト派平和主義者”にも広く見てもらいたいと思ったものです。

F1000902

中短距離ミサイルが日本標的に多数配備されていると言うし、日本は何をやるにもアメリカ頼りと言うことではなく、今こそ状況を良く見て早く独り立ちできる普通の大人の国、普通のナメラレナイ国になる様一刻も早く自前の憲法に改正して自衛隊を自衛軍にする、今が一番良い機会だと思います。

統治時代の日本が反省すべき事項はある。時期が来たら北への賠償には韓国と同程度の誠意を尽くせばよい。また無法者とはいえ、感情的に一々過剰反応するのは大人気ないかもしれない。
しかし麻薬取引や不法送金、機密先端技術の違法な輸出まで見逃して、せっせと北の核兵器を育てているのが日本となれば、これはもう許す事の出来ない話でしょう。
ましてや朝鮮銀行に巨額の血税を投入する等、日本人は、日本の官僚はいったいどこまでお人好しのお馬鹿なのか。 もういい加減にしなければなりませんね。 そういうふうに思いながら、見て来ました。
ご存知と思うが電車なら新橋からゆりかもめでお台場の次の
”船の科学館駅”下車 9月末まで展示、無料です。ご参考まで。』

当時見学者は非常に多く、土日は一時間以上の待ち行列だった。展示期限は変更され翌年2月末まで延長された。

4・北朝鮮という国の本性と朝鮮総連・朝鮮学校

北の日本にたいする無法な工作は全て党の指示による国家ぐるみのものである。
それは工作船の謀略も拉致などの無法行為も全て朝鮮総連への指令を通じて行われてきたはずだ。

そういう意味から、朝鮮総連の支配下にあり、北の思想教育を行う朝鮮学校の無償化は日本の国益を著しく損なう。

外国人参政権の問題と同じく、朝鮮学校無償化は日本国民の大多数が反対している。したがって民主党は、マニュフェストに「高校の無償化」までは掲げているが「朝鮮学校無償化」や「外国人参政権」は国民の反発が強いとして隠し通している。只管水面下で工作しているのである。
天上大風が朝鮮学校無償化に反対する直接の理由は、就学支援金が生徒やその家族に直接渡されるのではなく、朝鮮総連や北の独裁政権に渡ってしまうからだ。
詳細は天上大風のブログ 「拉致された苦しみと悲しみが分からないのか」で述べた通りである。(注1)参照 ('10・9・3追記)。

5・民主党の支持母体
  - マスコミも報じていない国民が知らない民主党の
    ”真実”がある -

何故民主党は、国民が反対するこのようなことに血道をあげるのか。
理由は民主党の有力な支持母体に、連合や自治労、日教組と同列に韓国民団、朝鮮総連があることがあげられる。
韓国民団(在日本大韓民国民団、会員約50万人、韓国政府が運営資金の6,7割を負担)は外国人参政権運動を推進し賛成議員の支援を強力に行っており、竹島の韓国領有を主張する。朝鮮総連(在日本朝鮮人総聯合会)は旧社会党・総評・日教組と強い繋がりがあり、したがって民主党とも強くつながる。日本人拉致に深く関与してきた。
民主党の有力支持母体である日教組は朝鮮総連、民団とつながりが深い。
こういうことでは竹島で韓国に正しいことも言えない、捏造「従軍」慰安婦謝罪で押しまくられる。北の核・拉致問題に十分ものが言えないということになってしまう。
そもそも日本の政党の支持団体に北朝鮮と韓国の関連団体がついていることが、奇妙奇異この上なしだ。
民主党の党員資格にも在日外国人がある。外国人が首相を選べるのだ!
民団の公式支持を受けてこの7月参院議員に民主党比例代表で再選した在日韓国人出身者も実際にいる。

6・朝鮮学校
朝鮮学校は朝鮮総連の傘下にあり、人事権、財政、学校の方針を指導し、主体(チュチェ)思想を現場で教育している。
しかし「どういう教育がされるかは基本的に自由だ」と川端文科相はいう。これは全くおかしい。朝鮮学校は朝鮮総連とも密接にかかわっており、無償化をめぐって北からさまざまな指示・工作が展開されたことも判明している。北朝鮮の公民教育を担う朝鮮学校の授業料を日本国の税金でまかなうことは論外である。

以下に代表的な無償化反対論を掲げておく。
”国内有力紙社説’10・3・13”
『 朝鮮学校の教科書の内容は、金日成、金正日父子を神格化し、「主体思想」や軍をすべてに優先させる「先軍政治」などをたたえる一方的な内容である。
とりわけ問題なのは、「現代朝鮮史」の日本人拉致事件に関し、小泉元首相の訪朝を「反共和国(北朝鮮)孤立圧殺の策動が危機にひんした」ためだと説明し、「朝日平和宣言(日朝平壌宣言)発表以後、日本当局は『拉致問題』を極大化し、反共和国、反総連、反朝鮮人騒動を大々的に繰り広げた」と書いている。
拉致問題では金正日が謝罪して以降、朝鮮総連も「絶対に許されない犯罪行為」(徐萬述議長)と謝罪し、朝鮮学校の教科書も翌年度から改編されたといわれていた。
だが、現行の18年初版発行の教科書には、「拉致は犯罪」との認識は全く見られない。北朝鮮や総連が本当に拉致事件を謝罪、反省しているか極めて疑問だ。
「現代朝鮮史」は核・ミサイル問題についても、日本当局や言論機関が「総連を瓦解させようとする謀略宣伝を敢行した」などと書いている。

北と総連の強い政治的影響を受け、拉致などで日本を敵視する教育を行っている学校に無償化を適用し、公金(就学支援金)を支給することは、国益にも反する。 』

橋下徹知事
『 日本憎悪を国民に洗脳し続ける国の学校を、日本国民の血税で無償化するのは狂気の沙汰。特に指摘すべきは朝鮮総連との関係、北朝鮮の指導者の個人崇拝につながる教育などだ。
公金投入を認める条件として、金正日肖像を教室から外すことや教科書での竹島、日本海の呼称について日本側の主張も含めた日朝両論併記などをあげる。「どんな教育をするにしても、公金を入れる限りは日本のルールにあった形態が必要だ」と言及している。』

参考資料 : 海上保安庁パンフレット 「工作船事件とは?」
関連ブログ: 天上大風のブログ「拉致された苦しみと悲しみが
                                          分からないのか」
         :    同上     「日本の開国を決定した横浜」
(注1) : 読売社説('10・9・3付) 朝鮮学校無償化 財務の透明
        化が欠かせない
               ”無償化の資金が北朝鮮に不正送金されてはなら
           ない”という社説だ。

|

« 日本唯一のウミウ捕獲場 | トップページ | 高瀬やなの鮎 -夏の風物詩- »

国際」カテゴリの記事

政治」カテゴリの記事