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民主お笑い劇場

また、民主党のお笑い新劇場が開幕した。

今日6月2日、鳩山首相が民主党両院議員総会で、総理大臣の職を投げ出すと表明した。
民主党が只管揶揄してきた安倍・福田・麻生内閣よりも、さらに100日も短い超短命内閣だ。尖閣が日本の領土であることを否定するなど無知ぶりを露呈してきた、資質を欠く総理であった。政権交代して、自民党が出来なかったことを成果として出し始めたばかりで、残念なところもあったが、自業自得と言えるであろう。

首相は演説で 『 官僚まかせから政治主導へ。官が独占しない「新しい公共」をつくる。地域主権、主役は国民だ。子ども手当・高校無償化がスタートした。---』
などと良いことずくめに言及した。自民党にはなかった斬新さが出てきたが。

『 人の”いのち”を大事にする政治を進めねばならないが、国民が聞く耳を持たなくなった。原因は第一が普天間だ。半年間「県外」で努力したができなかった。北の哨戒艦魚雷など北東アジアは不安定だ。東アジアの平和と安定のため、沖縄に負担をお願いせざるをえなくなった。「県外移設」はこれからも新政権で努力していかねばならぬ。日米の信頼関係を何としても維持していかねばならぬ。その悲痛な思いを理解してくれ。 』

『 日本の平和は、日本人自身でいつかは作りあげていかねばならない。米国に依存し続ける安全保障。これから50年、100年続けていいとは思わぬ。だから少しでも「県外に」と思ってきた。その中に今回の普天間の本質が宿っていると思う。
日本の平和を日本人自身でしっかりと見つめていけるような環境をつくること。現在の日米同盟の重要性は言うまでもないが、一方でそういうことも模索していただきたい。 』

『 社民党を政権離脱という道に追い込んだその責任はとらなければならない。
もう一つは政治とカネの問題だ。鳩山も小沢も身を引く。クリーンな民主党に戻そうではないか。---』 などと締めくくった。

政治とカネでの小沢幹事長退陣は当然の話で、コメントの必要もない。どこまで本気で身を引くかが重要だ。
それより問題は、やはり安全保障に対する首相の認識不足であった。鳩山発言に対する天上大風の意見を以下に述べる。

1) 県外で迷走した。やっと辺野古に決まっていた人心が下手にかき回され、県民のメンツもあって、県外と言わざるを得なくなった。わざわざ解決出来なくした愚だ。
2) 「日本の平和を日本人自身でつくらねばならない、だから「県外に」と言ってきた 」と首相はいう。日本人自身でつくるために何が必要か、本質に気がついていない。次の 3)である。

3) 「県外へ」に普天間の本質があるという。違う。普天間の本質は「県外へ」と言う前に、「米軍に代わる日本軍」が持てないことだ。今の憲法のまま自衛隊をどう増強しても中国の核ミサイル・海軍空軍の前には抑止力とならないのが分かっている。憲法改正して自前の国防軍をつくる。これが出来ないから、米軍なのだ。ゆくゆくは”憲法改正・自前の国防軍”と言うべきところ、これを言わずして普天間の本質はない。
いまだに、裸や素手で身を守る”平和主義”をお題目に唱えている。

4) 社民党を政権離脱に追い込んだ責任で辞任するという。本末転倒であろう。議員12名の末期政党にすぎない党だ。4%の票数しかとれない党に振り回されている。安全保証など考えない反対しかない党だ。辺野古だめ沖縄だめとしか言わぬ、福島瑞穂氏がいつの間にか、もてはやされている。困ったことだ。異質な社民党を政権から追い出してすっきりしたと統括すべきだ。

尖閣が日本の領土であることを否定した危うい首相が退陣することになった。この意味では、災いが除かれほんとうに良かった。問題は後継の首相になる人の国家観だ。

”民主劇場”の傑作
鳩山政権も最後となったから、これまでの”お笑い劇場”をここで思い出しておこう。


胡錦濤と写真に映って喜んだ小沢朝貢団議員名は全員判明している。有権者はチェックしておくべきだ。


昨年の傑作は、12月の小沢一郎氏率いる共産独裁国への大朝貢団であった。
写真撮影で、胡錦濤の近くに映ろうと民主党の議員同志が場所争いをしたし、国家主席と握手できて、議員連中はたいへん喜んでいた。
情けなくもあきれた話だが、議員の名前は全員判っている。各選挙区の有権者は良くチェックしておいた方が良いだろう。

最高傑作は何といっても 「 8ヶ月間くるくると迷走し、県民の心を弄びながら、とうとう現行案である辺野古周辺に墜落した瀕死状態の鳩 」 だった。

「最低でも県外」の”公約”で政権をとった鳩だが、自民とは違うと言いたいばかりに、浮かぶ案を次々に出し、結局県民を騙すことになった。
去年の時点で、沖縄現地側は普天間の代替地を名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沿岸部に建設する案を容認していた。これを名護市長選挙後に引き延ばし、辺野古案を賛成していたほとんどの県民も、県外への期待が膨らんで、県内拒否という世論になってしまった。首相自ら作り上げた世論だ。その自作世論に首をしめられ苦しんでいる。自暴自棄である。
「学べば学ぶほど抑止力を維持していることが分かった」、こういう首相を選んだのは国民であり、国民自ら恥じ反省しなければならないであろう。

居眠り専門のイラ管副総理財務相の口先円安介入、議場で転倒芝居の姫議員などもあった。
五輪金メダルとアルバイト議員の二股を目指す柔道女史、口蹄疫で情けない危機管理の開き直り農相などだ。北教組・浜教組などはお笑いよりも腹がたったが。

国の指導者のレベルは、それを選ぶ主権者・国民のレベルを超えることはないと、天上大風は思うのであるが、今「日本の選良」が演じる「日本お笑い劇場」を世界の人々が笑っているというニュースが目立つ。こういう注目のされ方は、国民として恥ずかしくたいへん残念である。
政治に対する経験や知識のない、国の政治を任せられるだけの能力のない、外見・人気だけの候補者を選ばないようにすることが、主権者である国民にとって一番大切なことである。

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